この記事では、Factorioの最大の目標であるロケット打ち上げに向けた完全ガイドをお届けします。必要な研究、生産ライン、チェックリスト、そして目標時間まで——すべてを網羅しています。さあ、ロケットを打ち上げよう!
ロケット打ち上げ——それはFactorioの「クリア」
Factorioをプレイし始めて、最初に目にする目標。それがロケットの打ち上げです。手掘りで鉄鉱石を集めていたあの頃から、巨大な工場を築き上げ、ついにロケットサイロからロケットが飛び立つ瞬間——それはFactorioプレイヤーにとって最高の達成感を味わえる瞬間です。
「本当に自分にできるのか?」と不安に思う方もいるかもしれません。大丈夫です。この記事を読めば、何を準備すればいいのか、どこがボトルネックになりやすいのか、すべてわかります。一歩ずつ進めていきましょう!
ロケットサイロの研究:7種のサイエンスパックを制覇せよ
ロケットサイロを解放するには、テクノロジーツリーの最終研究「ロケットサイロ」を完了する必要があります。この研究には、バニラFactorioの7種類すべてのサイエンスパックが必要です。
必要なサイエンスパック一覧
| サイエンスパック | 通称 | 主な素材 | 難易度の目安 |
|---|---|---|---|
| オートメーションサイエンスパック | 赤サイエンス | 銅板、鉄の歯車 | ★☆☆☆☆ |
| ロジスティクサイエンスパック | 緑サイエンス | インサータ、ベルト | ★★☆☆☆ |
| ミリタリーサイエンスパック | 灰サイエンス | 弾倉、手榴弾、防壁 | ★★☆☆☆ |
| ケミカルサイエンスパック | 青サイエンス | エンジンユニット、発展回路、硫黄 | ★★★☆☆ |
| プロダクションサイエンスパック | 紫サイエンス | 電気炉、生産力モジュール | ★★★★☆ |
| ユーティリティサイエンスパック | 黄サイエンス | 制御基盤、軽量化素材、フライングロボットフレーム | ★★★★★ |
| スペースサイエンスパック | 白サイエンス | ロケット打ち上げ後に入手 | — |
特に青サイエンス(ケミカル)以降が難易度の壁になります。石油精製が必要になり、流体処理という新しい概念が登場するためです。そして黄サイエンス(ユーティリティ)は、制御基盤や軽量化素材など、ロケット部品と共通する複雑な中間素材を要求します。
ヒント:サイエンスパックの生産は「各種1秒あたり1個(1/s)」を最初の目標にしましょう。これだけあれば研究はスムーズに進みます。余裕が出てきたら1.5/sや2/sに拡張していきましょう。
ロケットサイロの建設
研究が完了したら、いよいよロケットサイロを建設します。ロケットサイロは9×9タイルの巨大な建造物で、大量の素材を消費します。
ロケットサイロの建設コスト
- 鋼材:1,000個
- 処理装置:200個
- 電気エンジンユニット:200個
- パイプ:100個
- コンクリート:1,000個
建設素材自体はそこまで問題になりませんが、処理装置200個が最も生産に時間がかかるポイントです。ロケットサイロの研究が終わる前から、処理装置の生産ラインを準備しておくことをお勧めします。
ロケット部品:3つの部品を各100個ずつ
ロケットサイロが完成したら、次はロケット本体を組み立てます。ロケットは3種類の部品を各100個ずつ投入することで完成します。合計300個の部品が必要です。
① ロケット制御装置(Rocket Control Unit)× 100
ロケットの頭脳となる精密部品です。最も生産チェーンが複雑で、ボトルネックになりやすい部品です。
生産チェーン
- ロケット制御装置 = 処理装置×1 + 速度モジュール×1
- 処理装置 = 発展回路×2 + 電子回路×20
- 速度モジュール = 発展回路×5 + 電子回路×5
- 発展回路 = 電子回路×2 + プラスチック棒×2
- 電子回路 = 鉄板×1 + 銅線×3
100個のロケット制御装置を作るには、最終的に電子回路が約4,500個、発展回路が約700個必要になります。電子回路と発展回路の大規模な生産ラインがなければ、ここで詰まります。
要注意:処理装置の生産速度は非常に遅い(1個あたり10秒)。組立機3を使い、複数台を並列稼働させましょう。最低でも4〜6台は欲しいところです。
② 軽量化素材(Low Density Structure)× 100
ロケットの構造体となる軽量素材です。素材は比較的シンプルですが、大量の銅板を消費するのが特徴です。
生産チェーン
- 軽量化素材 = 銅板×20 + 鋼材×2 + プラスチック棒×5
100個で銅板2,000個、鋼材200個、プラスチック棒500個が必要です。銅板の消費量が非常に多いので、銅の採掘・精錬ラインに余裕があるか確認してください。プラスチック棒は石油処理が必要なので、化学プラントの稼働も確認しましょう。
③ ロケット燃料(Rocket Fuel)× 100
ロケットの推進剤です。固形燃料から作られます。
生産チェーン
- ロケット燃料 = 固形燃料×10
- 固形燃料 = 軽油×10(最も効率的なレシピ)
100個のロケット燃料には固形燃料1,000個が必要です。軽油から固形燃料を作るのが最も効率的です。石油精製で出る重油→軽油のクラッキングを活用しましょう。
ヒント:ロケット燃料は比較的簡単に量産できます。固形燃料の在庫が十分にあれば、ロケット燃料の生産で困ることはほとんどありません。むしろ、固形燃料を列車や車両の燃料に使いすぎていないか注意しましょう。
衛星(サテライト):宇宙サイエンスへの鍵
ロケットは部品だけで打ち上げ可能ですが、衛星(サテライト)を搭載して打ち上げることでスペースサイエンスパック(白サイエンス)を入手できます。1回の打ち上げで1,000個の白サイエンスが得られるので、必ず衛星を積みましょう。
衛星の素材
- 衛星 = 処理装置×100 + 軽量化素材×100 + ロケット燃料×50 + ソーラーパネル×100 + 蓄電池×100
衛星自体がかなりの素材を要求します。特に処理装置100個と軽量化素材100個は、ロケット部品と同じ素材を使うため、生産ラインへの負荷が倍増します。初回は衛星なしで打ち上げて達成感を味わい、2回目以降で衛星を搭載するのもアリです。
生産レート目標:どれくらいのスピードで作ればいいのか
ロケット部品の生産をどれくらいの速度で行えばよいか、目安を示します。
| 部品 | 必要数 | 目標生産レート | 必要な組立機3の台数 |
|---|---|---|---|
| ロケット制御装置 | 100個 | 0.5/分 | 専用ライン推奨 |
| 軽量化素材 | 100個 | 1/分 | 3〜4台 |
| ロケット燃料 | 100個 | 1/分 | 化学プラント2〜3台 |
上記のレートであれば、ロケット完成まで約100〜200分(部品投入開始から)で完了します。もちろん、生産ラインが安定していることが前提です。
ロケットサイロ内での組立速度も重要です。ロケットサイロ自体は1つの巨大な組立機のように機能し、3種の部品を自動的に組み立てていきます。部品の供給が途切れなければ、サイロは黙々と仕事をしてくれます。
よくあるボトルネックと解決策
ロケット打ち上げに向けて、多くのプレイヤーが詰まるポイントとその解決策をまとめます。
🔴 ボトルネック1:電子回路(緑回路)の不足
ロケット制御装置は大量の電子回路を消費します。工場全体でも電子回路はあらゆる場所で使われるため、供給が追いつかなくなることがよくあります。
解決策:電子回路の専用生産エリアを設け、最低でも組立機2を12〜16台稼働させましょう。銅線の生産は電子回路の2倍の速度が必要なので、銅線用の組立機も十分に配置してください。電子回路と銅線の組立機を直接挿入で接続するのが効率的です。
🔴 ボトルネック2:石油処理の混乱
プラスチック棒、硫黄、固形燃料——すべて石油由来です。原油精製の副産物(重油・軽油・石油ガス)のバランスが崩れると、精製が止まります。
解決策:重油→軽油、軽油→石油ガスのクラッキングを設置し、余った副産物を変換できるようにしましょう。石油ガスが満タンになったらプラスチック棒や硫黄の生産に回し、軽油が余ったら固形燃料にする——このような「出口」を用意しておくことが重要です。
🔴 ボトルネック3:鉄と銅の供給不足
ロケット部品の生産が始まると、鉄と銅の消費量が跳ね上がります。序盤から使っていた小さな鉱脈ではまったく足りません。
解決策:列車を使って遠方の大きな鉱脈から資源を運びましょう。鉄鉱石と銅鉱石それぞれ、最低でも2〜3箇所の鉱脈から供給するのが理想です。電気炉へのアップグレードも忘れずに。
🔴 ボトルネック4:電力不足
工場の拡大に伴い、電力消費は急増します。ロケット関連の生産ラインを追加した途端、工場全体がスローダウンすることも。
解決策:電力の余裕は常に20〜30%確保しましょう。ソーラーパネル+蓄電池の組み合わせか、原子力発電がおすすめです。蒸気機関だけで賄うのは中盤以降は厳しくなります。
🔴 ボトルネック5:バイターの襲撃
工場が拡大し汚染が広がると、バイターの攻撃が激しくなります。防衛が手薄だと、生産ラインが破壊されることも。
解決策:レーザータレットを防壁の後ろに配置するのが最も手軽で強力な防衛手段です。電力が十分にあれば弾薬の補給も不要です。汚染源の近くにタレットラインを築きましょう。
ロケット打ち上げ前チェックリスト
打ち上げの準備ができているか、以下のチェックリストで確認しましょう!
研究・テクノロジー
- ☐ ロケットサイロの研究が完了している
- ☐ 7種すべてのサイエンスパックの生産ラインが稼働している
- ☐ ロボット技術が研究済み(建設・物流が大幅に楽になる)
- ☐ モジュール技術が研究済み(生産力・速度モジュール)
資源・インフラ
- ☐ 鉄鉱石の供給が十分(複数鉱脈から列車輸送)
- ☐ 銅鉱石の供給が十分(複数鉱脈から列車輸送)
- ☐ 石油処理が安定稼働している
- ☐ 石炭の供給が確保されている(プラスチック・火薬用)
- ☐ 電力に20%以上の余裕がある
生産ライン
- ☐ 電子回路(緑回路)の大規模生産ラインがある
- ☐ 発展回路(赤回路)の生産ラインがある
- ☐ 処理装置(青回路)の生産ラインがある
- ☐ プラスチック棒の生産が安定している
- ☐ 鋼材の生産が安定している
- ☐ 固形燃料→ロケット燃料のラインがある
- ☐ 軽量化素材の生産ラインがある
- ☐ ロケット制御装置の生産ラインがある
- ☐ 速度モジュールの生産ラインがある
ロケットサイロ
- ☐ ロケットサイロを設置した
- ☐ サイロへの電力供給がある
- ☐ 3種のロケット部品がサイロに搬入されている
- ☐ 衛星を用意している(任意だが推奨)
- ☐ 搬入にはインサータ(スタックインサータ推奨)を使用
防衛
- ☐ 工場周辺の防衛ラインが整っている
- ☐ ロケットサイロ付近にも防衛がある
- ☐ 弾薬またはレーザータレットの電力が十分
目標時間:初めてのロケット打ち上げ
「みんなはどれくらいの時間でロケットを打ち上げているんだろう?」——気になりますよね。以下が目安です。
| プレイスタイル | 目安時間 | コメント |
|---|---|---|
| 初めてのプレイ | 30〜60時間 | 試行錯誤しながら楽しんでOK! |
| 攻略情報を参考に | 15〜25時間 | ガイドを見ながら効率的に進めた場合 |
| 経験者の普通プレイ | 8〜12時間 | 慣れてくるとこのくらいに |
| 効率重視プレイ | 4〜8時間 | 事前に計画を立てて最短を目指す |
| スピードラン世界記録 | 約1時間30分前後 | 人間の限界に挑戦する領域 |
初めてのプレイで30時間以上かかっても、まったく恥ずかしくありません。むしろ、それだけFactorioを楽しんでいる証拠です。大切なのは「自分の工場でロケットを打ち上げた」という体験そのものです。
豆知識:Factorioの実績「ロケットを打ち上げる」に時間制限はありません。また、「8時間以内にロケットを打ち上げる」というチャレンジ実績もあります。まずは時間を気にせず、達成を目指しましょう!
打ち上げの瞬間:その感動を味わおう
すべての部品がサイロに投入され、ロケットの組み立てが完了すると、サイロの上部が開き始めます。そして「ロケットを打ち上げる」ボタンが出現——。
ボタンを押す前に、少し立ち止まってみてください。マップを開いて、あなたが築き上げた工場の全体を眺めてみましょう。最初に建てた小さなバーナーマイニングドリルはどこでしょうか。スパゲッティのようになったベルトの山、何度も作り直した防衛ライン——そのすべてが、この瞬間のためにありました。
準備ができたら、ボタンを押しましょう。ロケットがゆっくりと上昇し、空高く飛び立っていく——おめでとうございます!あなたはFactorioをクリアしました!
ロケット打ち上げ後:新たな世界が始まる
しかし、Factorioは「クリア」してからが本番とも言えます。ロケット打ち上げ後に広がる世界を紹介しましょう。
スペースサイエンスパック(白サイエンス)
衛星を搭載したロケットを打ち上げると、スペースサイエンスパックが得られます。これにより、無限研究(マイニング生産性、ロボット速度、ダメージボーナスなど)が解放されます。無限に工場を拡大する理由ができるわけです。
Space Age DLCの世界
Space Age DLCを導入している場合、ロケット打ち上げ後に宇宙プラットフォームの建設が始まります。ヴルカヌス、フルゴラ、グレバ、アクイロといった新しい惑星への旅が待っています。ロケット打ち上げはゴールではなく、新たな冒険の始まりなのです。
メガベースへの道
バニラでも、ロケット打ち上げ後は「1分あたり何発のロケットを打ち上げられるか」を追求するメガベース建設に挑戦するプレイヤーが多くいます。SPM(Science Per Minute)1,000を目指す巨大工場——それはまた別次元の挑戦です。
最後の追い込み:ロケット打ち上げのためのTips
最後に、ロケット打ち上げを目前にしたあなたへ、実践的なTipsをお伝えします。
1. 完璧を目指さない
「もっと効率的なレイアウトがあるはず……」と手を止めてしまうのはFactorioあるあるです。しかし、最初のロケットは「とにかく飛ばす」ことが大事です。最適化は2回目以降でいくらでもできます。動いている工場が一番いい工場です。
2. ボトルネックを可視化する
Alt表示(Altキー)を活用して、各機械が何を作っているか確認しましょう。ベルトが空になっている場所、機械が止まっている場所——それがボトルネックです。問題を見つけたら、その上流をたどって原因を特定しましょう。
3. 在庫をバッファとして活用する
ロケット部品の生産が始まる前に、電子回路・発展回路・処理装置・鋼材などの中間素材をチェスト数個分ストックしておくと、生産の安定性が格段に上がります。
4. ロボットを活用する
建設ロボットがいれば、ロケットサイロの設置や生産ラインの構築が劇的に楽になります。ロボポートとロボットの研究は優先的に進めましょう。
5. 生産力モジュールを活用する
ロケットサイロには生産力モジュールを入れることができます。生産力モジュール3を4つ入れれば、同じ素材から約40%多くのロケット部品が生産されます。つまり、必要な素材が大幅に減ります。余裕があれば必ず入れましょう。
6. あきらめない
工場が混乱して、どこから手をつけていいかわからなくなることもあるでしょう。そんなときは深呼吸して、一番ボトルネックになっている場所を1つだけ改善してみてください。1つ直せば、連鎖的に他の問題も解決することがよくあります。
まとめ:あなたのロケットが飛ぶ日
ロケット打ち上げは、Factorioプレイヤーにとっての一大マイルストーンです。7種のサイエンスパックを制覇し、3種のロケット部品を100個ずつ生産し、すべてをロケットサイロに投入する——その道のりは決して平坦ではありませんが、だからこそ達成したときの喜びは格別です。
この記事のチェックリストを活用して、一つずつ準備を進めていきましょう。困ったときは、ボトルネックを見つけて解消する——Factorioのすべてはこの繰り返しです。
工場は成長しなければならない。そして、ロケットは飛ばなければならない。
あなたのロケットが大空に飛び立つ日を、心から応援しています。さあ、工場に戻りましょう!🚀