はじめに:採掘はFactorioのすべての基盤
Factorioは自動化の工場を作るゲームですが、その工場を動かすためには資源(鉱石)が必要です。鉄板も銅線も回路も、すべては地面から掘り出した鉱石から始まります。
この記事では、Factorio初心者の方に向けて、資源の種類・見つけ方・効率的な採掘方法・枯渇への対策まで、採掘と資源管理に関するすべてを解説します。Space Age DLCの新惑星での採掘についても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。
Factorioの資源タイプ一覧
Factorioのナウビス(メインの惑星)には、以下の資源が存在します。
鉄鉱石(Iron Ore)
最も大量に必要となる基本資源です。鉄板に製錬し、ギア、パイプ、鋼鉄、そしてほぼすべての中間素材に使われます。ゲーム全体を通じて消費量が最も多い資源なので、常に十分な採掘体制を確保しましょう。マップ上では青灰色で表示されます。
銅鉱石(Copper Ore)
銅板に製錬され、銅線・電子基板・赤基板など電子系の素材に不可欠です。鉄の次に消費量が多く、特にサイエンスパックの生産が本格化すると大量に必要になります。マップ上ではオレンジ色で表示されます。
石炭(Coal)
序盤は燃料として蒸気発電やボイラー、掘削機の動力に使います。中盤以降はプラスチックや爆薬の原料としても重要です。マップ上では黒色で表示されます。電力が太陽光や原子力に移行しても、プラスチック生産で必要なので枯渇に注意しましょう。
石(Stone)
石レンガやレール、ストーンウォールの材料です。序盤は炉として大量に使いますが、中盤以降は消費量が減ります。ただし、レール敷設を大規模に行う場合は意外と大量に必要になります。マップ上ではベージュ色で表示されます。
ウラン鉱石(Uranium Ore)
原子力発電と核兵器に使われる特殊な資源です。採掘には硫酸の供給が必要という特徴があります。電気掘削機に硫酸をパイプで供給しないと採掘できないので注意しましょう。マップ上では黄緑色で表示されます。
原油(Crude Oil)
唯一の液体資源で、油井(パンプジャック)で採掘します。原油は精製して軽油・重油・石油ガスに分離し、プラスチック、硫酸、ロケット燃料などに使います。他の資源と違い完全には枯渇しません(最低産出量が保証される)。マップ上ではピンク〜紫色で表示されます。
資源の見つけ方
マップビュー(Mキー)を活用しよう
ゲーム中にMキーを押すとマップビューが開きます。すでに探索済み(チャートされた)エリアの資源パッチが色分けで表示されるので、どこにどの資源があるか一目でわかります。
マップビューでは、資源パッチの上にマウスカーソルを合わせると推定埋蔵量も確認できます。新しいパッチを探すときは、まずマップで全体像を把握しましょう。
レーダーで自動探索
レーダーを設置すると、周囲のエリアを自動的にスキャンしてマップに表示してくれます。レーダーは時間経過でランダムに周囲のチャンクをスキャンするため、放置しておくだけで徐々に広範囲が明らかになります。
拠点の四隅にレーダーを設置しておくと、かなり広い範囲の資源パッチを発見できます。電力供給が安定してきたら、前線にもレーダーを配置していきましょう。
スポーン地点から離れるほど資源が豊富に
Factorioには非常に重要なルールがあります。スポーン地点(初期位置)から離れるほど、資源パッチの量が多くなります。
スポーン直近の鉄鉱脈が数十万程度なのに対し、マップ端の遠い場所では数百万〜数千万の埋蔵量を持つ巨大な鉱脈が見つかります。序盤の小さなパッチを掘り尽くしたら、遠方の豊富な資源地へ列車で拡張するのがFactorioの定石です。
電気掘削機(Electric Mining Drill)の基本スペック
Factorioの主力採掘装置である電気掘削機のスペックを押さえておきましょう。
- 採掘速度:基本 0.5/秒(鉄・銅・石炭・石の場合)
- 採掘範囲:3×3のエンティティサイズに対して、実際の採掘範囲は中心を含む5×5タイル
- 消費電力:90kW
- 汚染:10/分
ここで重要なのは、エンティティサイズ(3×3)より採掘範囲(5×5)の方が広いという点です。つまり、掘削機同士を隣接して並べると採掘範囲が重複し、鉱脈を隙間なく覆うことができます。これは効率的な配置を考える上で非常に重要です。
鉱脈を覆うようにびっしりと掘削機を並べるのが基本戦略です。出力はベルトまたは直接インサータで取り出せます。
バーナー掘削機との比較
序盤に手に入るバーナー掘削機(Burner Mining Drill)は燃料が必要で採掘速度も遅い(0.25/秒)ため、電気掘削機が研究できたらすぐに切り替えましょう。バーナー掘削機は石炭パッチの上に置いて自己燃料供給させるのが序盤の定番テクニックです。
採掘生産性研究(Mining Productivity):ゲーム最強の無限研究
Factorioには採掘生産性研究(Mining Productivity Research)という無限研究があり、これはゲーム中で最もインパクトの大きい研究と言われています。
効果
各レベルで全掘削機の産出量が永久に+10%増加します。例えば、採掘生産性10まで研究すると、すべての掘削機の産出量が2倍(+100%)になります。
なぜ最強なのか?
- 追加の鉱石は資源を消費しない:ボーナス分の産出は鉱脈の埋蔵量を減らしません。つまり、研究レベルが高いほど鉱脈が長持ちします
- すべての掘削機に適用:新旧問わず、マップ上のすべての掘削機が恩恵を受けます
- 累積効果が絶大:レベル20(+200%)なら、掘削機1台で3台分の鉱石が出ます
- モジュールと乗算:生産力モジュールやビーコンの効果とも掛け合わされるので、高レベルでは驚異的な産出量になります
サイエンスパックの余剰ができたら、真っ先に採掘生産性に投資しましょう。他の無限研究よりも圧倒的に費用対効果が高いです。
鉱脈の計画的な利用:鉱石の上に建てるな!
初心者がやりがちな最大のミスのひとつが、鉱石パッチの上に工場を建ててしまうことです。
なぜダメなのか
- 鉱石パッチの上に建物を置くと、その下の鉱石は掘削機で採掘できなくなります
- 後から工場を移設するのは非常に面倒です
- 特に巨大な鉄や銅のパッチは貴重な資源なので、上には掘削機以外を置かないようにしましょう
ベストプラクティス
- メインバス(工場本体)は資源パッチの間に建設する
- 製錬所は鉱脈のすぐ隣に置き、ベルトで鉱石を流す
- 将来的に掘削機を増設できるスペースを確保しておく
- どうしても鉱脈の上に建てる必要がある場合は、石や石炭など消費量の少ないパッチを選ぶ
新しいパッチへの拡張タイミング
「いつ新しい鉱脈に拡張すべきか?」という判断は重要です。以下のサインに注目しましょう。
拡張すべきサイン
- ベルトに空きが目立つ:掘削機の出力ベルトが満杯にならなくなったら、パッチが薄くなっている証拠です
- 生産統計で減少傾向:Pキーで生産統計を確認し、鉱石の生産量が落ちていたら要注意
- 埋蔵量が半分以下:マップビューでパッチの残量を確認し、半分を切ったら次のパッチの準備を始めましょう
- 新しいサイエンスパック:次の段階のサイエンスパック生産を始める前に、資源供給の増強が必要です
重要なのは、パッチが完全に枯渇する前に次の供給源を確保することです。枯渇してから慌てて拡張すると、工場全体がストップしてしまいます。
列車ベースの採掘アウトポスト
中盤以降の資源拡張は列車(トレイン)を使った採掘アウトポストが定番です。
基本構成
- 掘削機群:鉱脈の上にびっしりと電気掘削機を配置
- ベルトまたはチェスト:掘削した鉱石を集積する
- 列車駅(Train Stop):鉱石を列車に積み込むステーション
- インサータ:チェストから列車への積み込み
- 電力供給:電柱ネットワークまたはソーラーパネル
- 防衛施設:タレットと壁でバイターから守る
設計のコツ
- ブループリント化:アウトポストの設計をブループリントに保存しておくと、新しいパッチに素早く展開できます
- 回路条件の活用:列車の発車条件を「貨物満杯」に設定し、効率的に輸送しましょう
- 駅名の統一:同じ資源の駅には同じ名前を付け、列車が自動で空いている駅に向かうようにできます
- スタッカー:本線合流前にスタッカー(列車の待機場所)を設けると渋滞を防げます
ビーコン+モジュールによる高効率採掘
終盤では、ビーコンとモジュールを使って採掘効率を極限まで高めることができます。
速度モジュール構成
掘削機に速度モジュール3を入れ、周囲にビーコン(速度モジュール3×2)を配置すると、1台の掘削機で通常の何倍もの速度で採掘できます。この構成では少ない掘削機で大量の鉱石が得られるため、パッチ上の掘削機の数を減らせます。
生産力モジュール構成
掘削機には生産力モジュールも挿入できます。生産力モジュールを使うと、鉱脈の消費を抑えながら追加の鉱石が得られるため、パッチの寿命が延びます。採掘生産性研究との相乗効果で非常に効率的です。
ビーコン配置のパターン
一般的なビーコン配置は掘削機の列の両側にビーコンを1列ずつ置くスタイルです。ビーコンの影響範囲(9×9)を考慮して、できるだけ多くの掘削機がビーコンの恩恵を受けられるように配置しましょう。
Space Age DLCの新惑星での採掘
Space Age DLCでは、ナウビス以外の惑星でも採掘を行います。各惑星には固有の資源と採掘方法があります。
ヴルカヌス(Vulcanus):ビッグマイニングドリル
溶岩の惑星ヴルカヌスでは、タングステン鉱石などの特殊資源を採掘します。ここで手に入るビッグマイニングドリル(Big Mining Drill)は通常の電気掘削機を大幅に上回る性能を持つ強力な採掘機です。広い採掘範囲と高い採掘速度で、大規模な鉱脈を効率的に処理できます。ヴルカヌスは資源が豊富な惑星なので、ここを拠点にすると資源問題が大きく改善します。
アクイロ(Aquilo):パンプジャックによる液体資源
極寒の惑星アクイロでは、パンプジャックを使って液体資源を採掘します。低温環境特有の課題があり、パイプの凍結対策なども考慮する必要があります。アクイロの液体資源は、終盤の高度なレシピに不可欠なものが含まれています。
フルゴラ(Fulgora):スクラップのリサイクル
雷の惑星フルゴラでは、従来の鉱石ではなくスクラップを集めてリサイクルするという独特の資源獲得方法が特徴です。スクラップからはさまざまな素材がランダムに得られるため、通常とは異なる工場設計が求められます。フルゴラの品質付きアイテムは特に価値が高いです。
グレバ(Gleba):ユマコとジェリーナッツの農業
生物の惑星グレバでは、従来の鉱石採掘ではなくユマコ(Yumako)とジェリーナッツ(Jellynut)という果実を農業塔(Agricultural Tower)で栽培・収穫します。これらを加工して得られるバイオフラックス(Bioflux)がグレバ産サイエンスの中核となる素材です。グレバの資源には腐敗(Spoilage)するという独特の特徴があるため、収穫から加工・消費までの時間管理が極めて重要で、通常の採掘とは全く異なるアプローチが求められるユニークな惑星です。
おすすめMod:Auto Deconstruct
資源管理に役立つModとしてAuto Deconstructを強くおすすめします。
機能
鉱脈が枯渇して掘るものがなくなった掘削機に、自動的に解体マークを付けてくれます。ロボットが配置されていれば、自動で掘削機を回収してくれます。
メリット
- 枯渇したパッチに放置された掘削機が電力を無駄に消費するのを防げる
- 回収した掘削機を新しいパッチに再利用できる
- 手動で枯渇チェックをする手間が省ける
- マップがきれいに保てる
バニラ(Mod無し)でも問題なく遊べますが、このModは純粋な利便性向上なので、実績解除に影響せず安心して導入できます。
初心者がやりがちなミスと対策
最後に、採掘と資源管理でよくあるミスをまとめます。
ミス1:工場を鉱石の上に建てる
前述の通り、鉱石パッチの上に工場を建てると、将来その鉱石を掘れなくなります。対策:必ず鉱石パッチを避けて工場を配置しましょう。マップビューで資源の位置を確認してから建設場所を決めるクセをつけると良いです。
ミス2:掘削機の数が足りない
「ベルトが1本あるから大丈夫」と思って掘削機を数台しか置かないのは、中盤以降で必ず資源不足に陥ります。対策:イエローベルト1本(15/秒)を満杯にするには、単純計算で30台の掘削機が必要です。パッチが見えている範囲にはできるだけ多くの掘削機を置きましょう。
ミス3:資源拡張を忘れる
工場の自動化に夢中になって、資源の枯渇に気づかないパターンです。ベルトの鉱石が途切れ始めてから慌てても遅い場合が多いです。対策:定期的に生産統計(Pキー)を確認し、鉱石の生産量に減少傾向がないかチェックしましょう。減り始めたら、次のパッチの準備を即座に開始します。
ミス4:遠方の資源を無視する
スポーン周辺の小さなパッチだけで何とかしようとする初心者は多いですが、それではいつか限界が来ます。対策:列車を研究したら、積極的に遠方の大きなパッチに拡張しましょう。遠方のパッチはスポーン付近の何倍もの埋蔵量を持っています。
ミス5:採掘生産性研究を後回しにする
軍事研究やロボット研究を優先して、採掘生産性を後回しにしがちですが、長期的には採掘生産性が最も効率に影響します。対策:余剰のサイエンスパックは積極的に採掘生産性に投資しましょう。
まとめ
Factorioの採掘と資源管理をまとめると、以下のポイントが重要です。
- 6種類の資源の特徴を理解し、バランスよく確保する
- マップビューとレーダーを活用して資源を探索する
- 遠方ほど資源が豊富なので、列車で積極的に拡張する
- 採掘生産性研究は最優先の無限研究として投資する
- 鉱石の上に建てない、掘削機は多めにが鉄則
- 枯渇する前に次のパッチを準備する計画性が大切
採掘の基本をしっかり押さえることで、工場の成長がスムーズになり、Factorioをより楽しめるようになります。The Factory Must Grow! 工場を成長させましょう!