Factorioで通常のプレイをクリアした後、多くのプレイヤーが目指すのが「メガベース」です。本記事では、メガベース構築に必要な列車ネットワーク設計、モジュール戦略、UPS最適化のポイントを実践的に解説します。

メガベースとは何か

一般的に1分あたり1000サイエンスパック以上(1000+ SPM)を安定生産できる工場をメガベースと呼びます。通常プレイの10〜50倍の規模になるため、設計思想そのものを変える必要があります。ベルトの限界を超えるスループットが求められ、列車輸送が主役になります。

列車ネットワーク設計

シティブロック方式

メガベースで最も採用されるのがシティブロック方式です。レールで碁盤目状のグリッドを作り、各ブロック内に1つの生産ラインを配置します。拡張が容易で、ブロック単位でブループリントをコピーできるのが最大の利点です。

駅名とスケジューリング

駅名は「[鉄板] 積み込み」「[鉄板] 荷下ろし」のように資材名+役割で統一しましょう。同名の駅を複数設置すると、列車が自動的に空いている駅を選んでくれます。列車の長さは2-4編成(機関車1両+貨物車1〜3両)が扱いやすく、シティブロックのサイズとも合わせやすいです。

モジュール戦略

メガベースのモジュール配置には明確なセオリーがあります。

  • 組立機・化学プラント・精錬炉には生産力モジュール3を挿入。素材消費を大幅に削減でき、必要な採掘・精錬ラインが減ります。
  • ビーコンには生産速度モジュール3を挿入。生産力モジュールによる速度低下を補い、全体の生産効率を最大化します。

この「機械に生産力、ビーコンに速度」の組み合わせがメガベースの基本です。生産力モジュールは最終的に原料消費を40%以上削減するため、上流の負担が劇的に軽くなります。

UPS最適化

メガベースではゲームの処理速度(UPS: Updates Per Second)が60を下回り、ゲームが遅くなることがあります。以下の対策が有効です。

  • ピースフルモードを使う:バイターの経路計算はUPS負荷の大きな要因です。メガベース専用マップではピースフル設定や敵なし設定が一般的です。
  • ダイレクトインサーション:ベルトを使わず、インサータで機械から機械へ直接アイテムを受け渡します。ベルト上のアイテム計算を削減できます。
  • アクティブエンティティの削減:不要なレーダーやロボステーションを減らし、使っていない生産ラインは電力を切って停止させましょう。
  • ソーラーパネル発電:設置後はUPS負荷がほぼゼロです(詳細は次節)。

電力:原子力 vs ソーラー

原子力発電は省スペースで大電力を得られますが、流体計算がUPSに影響します。一方、ソーラーパネル+蓄電池は広大な面積が必要ですが、設置後のUPS負荷はほぼゼロです。UPSを最優先するならソーラー一択ですが、建設の手間を考えて原子力と併用するプレイヤーも多いです。

よくある失敗と実践的なコツ

  • 列車のデッドロック:交差点にはラウンドアバウト(環状交差点)を避け、十字交差点に十分な信号を配置しましょう。連動式信号とブロック信号の使い分けが重要です。
  • 電力不足の見落とし:生産ラインを追加するたびに電力需要を確認。電力グラフで余裕を常に20%以上保つのが安全です。
  • 最初から完璧を目指さない:メガベースは段階的に拡張するものです。まず100 SPMの安定稼働を目指し、そこから10倍に拡張する計画を立てましょう。
  • ブループリントの活用:成功したブロック設計はすぐにブループリントとして保存。再利用することで拡張速度が格段に上がります。

メガベースは一朝一夕では完成しません。しかし、列車設計・モジュール配置・UPS対策の基本を押さえれば、着実に1000 SPMへの道が開けます。ぜひ挑戦してみてください。