要約:Space Age最後の惑星「アクイロ」のお披露目回。アンモニアの液体海に浮かぶ氷山で工場を作る極寒の惑星。加熱しなければ建物が凍る「凍結・加熱」メカニクス、ヒートパイプのルーティングパズル、ソーラー出力1%という過酷な環境が特徴。新施設「クライオジェニックプラント」と最終兵器「レールガンタレット」(ダメージ10,000)も登場。


以下は2024年10月11日に公開されたFriday Facts #432 – Aquilo(著者:Earendel)の日本語訳です。


こんにちは、

いよいよ最後の惑星を公開する時が来ました。ネタバレにご注意ください。

アクイロへようこそ

アクイロのアイコン
アクイロ

昼間のはずなのに、暗い空に星がまたたいています。太陽は他の星より少しだけ大きく明るいけれど、その温もりはほとんど感じられません。凍てつく風が骨まで冷やし、あなたが座っている氷山をゆっくり揺らします。

この惑星には陸地がありません。液体アンモニアの海が惑星全体を覆い、深さは少なくとも200km。見つけた中で一番良い着陸地点がこの大きな氷山でした。氷の層は厚さ数メートル、中に気泡がたくさん含まれていますが、冷えている限り凍った水はとても頑丈な素材です。ランディングパッドを支えるには十分でしょう。

氷山の端に座って雪が降るのを眺めます。雪は優雅に凍りついた機械の上に積もっていきます。組立機、化学プラント、搬送ベルト、インサーター、すべてが凍りついて動けません。

遠くに青緑色のガスの柱が見えます。深海から湧き出るフッ素です。ここに来た目的の資源のひとつですが、今はまだ手が届きません。

原油はたっぷりありそうです。おそらく地核の微生物由来でしょう。精製所の凍結が解ければ、現地で燃料を作るのは問題なさそうです。

次にやるべきことを整理します。周囲の海から氷を集めてプラットフォームを拡張する、加熱塔で建物を温める、ヒートパイプで熱を行き渡らせる、コンクリートで氷が溶けないようにする。

設計のすべてにヒートパイプを通すことを考えると、頭がクラクラしてきます。

でも大丈夫、焦らなくても。この惑星にあるものがひとつだけあります…それは時間です。

流れ星の群れに一瞬気を取られます。あれは大気で燃え尽きる小さな隕石なのか、それともここまで運んできた宇宙プラットフォームの残骸なのか。プラットフォームはかろうじてこの惑星に到達しましたが、軌道からは離脱できませんでした。ギリギリで脱出できたのは幸運でした。代わりのプラットフォームがすぐ来てくれればいいのですが…もし生き残れば。

背後でガチャンと音がして、ランディングパッドのハッチが開きます。振り返ると、カーゴポッドの編隊が大気を降下してくるのが見えます。建設の時間です。

アクイロでの工場建設の様子。地形グラフィック:FearghallとEarendel

液体の惑星

アクイロには陸地がありません。いくつかの氷山が浮いていますが、建設スペースは非常に限られています。

海にオフショアポンプを置いても得られるのは水ではなく、アンモニア溶液――液体アンモニアに氷の粒子が混じったものです。化学プラントでこれらを分離でき、さまざまな用途がありますが、そのひとつが「氷のプラットフォーム」の製造です。

氷のプラットフォームで氷山を拡張し、建設可能エリアを広げられます。製造には時間がかかるので、エネルギーと熱に余裕があるうちにスケールアップしておくのがおすすめです。

凍結と加熱

熱がアクイロ最大のメカニクスであり、建設の仕方を大きく変える素晴らしいひねりです。アクイロでは加熱されていないものはほぼすべて凍結します。

凍結した機械
凍結した機械たち。凍結エフェクトはすべてEarendelの手描き。3Dで雪のレイヤーを追加するより2Dで描く方が速くて品質も高い。

熱は加熱塔(Heating Tower)から生成されます。現地で作れる化学燃料を燃やすか、ナウビスから輸入した核燃料を原子炉で使います。加熱塔が面白いのは、原子炉のように最高温度でも燃料を消費し続ける点です。加熱だけでなく可燃物の処理にも使えるので、グレバでも重宝します。

加熱塔の開発過程
加熱塔のラインアートからコンセプトアート(非稼働・稼働時):Earendel、最終グラフィック:Jerzy

加熱塔も原子炉も熱源として機能し、隣接するエンティティに熱を広げます。解凍に必要な温度はわずか30°Cなので、前哨基地のような場所でそれ以上温めるのは無駄です。これが、FFF-428で熱源の温度を回路で読み取り制御できるようにした理由のひとつです。

ただし熱源だけでは隣接するものしか温められないので、ヒートパイプを使って熱を遠くまで運びます。ヒートパイプにつながったエンティティは斜め方向も含めて加熱されます。加熱が必要なエンティティはそれぞれ熱を消費するので、距離が長くなるほど熱損失が大きくなります。遠距離では高温の熱源が必要です。

ヒートパイプや加熱された建物は氷を溶かしてしまいます。浮いている氷を守るために、コンクリート(またはリファインドコンクリート)を断熱材として敷きます。実際にはほとんどのエンティティを氷の上に直接置けないようにしています。以前は氷タイルが実際に海になるメカニクスがありましたが、すでに加熱されたエリアで建設しようとすると面倒すぎたので廃止しました。

ヒートパイプは地下に通せないので、ベルトやパイプと一緒にルーティングする必要があります。機械にはベルト・パイプ・熱のすべてへのアクセスが必要で、ベルトやパイプ自体にも熱が必要。これが楽しいパズル要素を生み出し、ユニークな建設パターンにつながります。

建物の解凍の様子

利用可能な資源

アクイロは基本資源が著しく不足しています。他の惑星では何も持たずに着陸してもロケットを作れますが、アクイロでは何も持っていなければ何もできません。

じゃあ何があるのか?

  • ソーラー(1%):ナウビスの1%。まったく頼りにならないレベルで、効率モジュールが初期の立ち上げを大きく左右します
  • アンモニア溶液:海から直接取得。化学プラントで氷とアンモニアに分離
  • 原油:海底から浮上する資源ノード。アンモニアと組み合わせて燃料に。ちなみにナウビスでもアニメーション付きの資源になりました
  • リチウムブライン:一部の場所で表面に浮上。リチウムの原料で、サイエンスパックなどに必須
  • フッ素ガス:気泡として浮上。冷却液の原料で、この惑星の産業の要「クライオジェニクス」に不可欠
アクイロの資源。新しい資源グラフィック:Jerzy

氷を溶かせば水になり、ソーラー以上の発電に必要です。氷山の拡張にも使えます。アンモニアは原油と合わせて固体燃料に、固体燃料と合わせてロケット燃料になります。

クライオジェニックプラント

クライオジェニックプラント

クライオジェニックプラントは5×5サイズの強力な施設で、基本クラフト速度は2。ループレシピが多いため基本生産性はありませんが、8つのモジュールスロットがあるので対応するレシピに生産性モジュールを追加できます。

初期コンセプト
Earendelによる初期スケッチ。Albertが下2つのデザインを気に入り、それをベースに制作。上3つの要素は他のデザインに転用。
コンセプトアート
最終的な淡いターコイズの塗装色が決まる前のラインアートとコンセプト

化学プラントのレシピも一部使えますが、主に低温と高い精度を必要とするレシピに特化しています。冷却液、冷却液の冷却、クライオジェニックサイエンスパック、核融合パワーセル、量子プロセッサーなどが代表例です。

最終グラフィック:Jerzy、サウンド:Ian

量子プロセッサーは最終ティアの回路で、すべての新惑星の素材を必要とします。FFF-420で紹介した核融合炉の製造に必要であり(あの記事で隠されていた施設がクライオジェニックプラントです)、そしてアクイロでアンロックされるゲーム最終兵器――レールガンの製造にも使われます。

レールガンタレット

レールガンタレットの発射

レールガンタレットは弾薬と電力の両方が必要です。射程距離は40、ダメージは…初期値で10,000です。直線上のすべてにダメージを与えるので、反対側に立たないよう気をつけてください。

レールガンのコンセプト
Earendelによるラインアートとコンセプト。当初は冷却が必要なタレットの予定だったため、パイプ接続がデザインに残っている。

3×5の基部を持ち、火炎放射タレットのように固定方向ですが、攻撃範囲は90度より狭くなっています。4方向だけだと死角ができるため、8方向に建設可能です。

グラフィック:Jarosław、サウンド:Ian

手持ち版もあり、デモリッシャー(FFF-429参照)に対して非常に効果的ですが、タレット版の主な用途はそれではありません。何に使うのかは…ご想像にお任せします。

結論

アクイロはチャレンジングですが、とてもユニークな惑星です。数時間アクイロ独特の建設パターンに没頭した後で他の惑星に戻ると、すべてがシンプルに見えて不思議な感覚になります。最初のゲームプレイプロトタイプで遊んだ時に受けた印象ですが、プレイテストLANのたびに同じ感覚に襲われます。

うっかり電力不足にするのは簡単で、そうなると熱が足りなくなり、基地の半分が凍結します。そうなったらAltモードをオフにして凍りついた工場の景色を楽しんでください。滅多に見られない光景ですから。

Space Ageのリリースにワクワクしすぎているのは分かっていますが、いつも通り落ち着いて(keep your cool)、いつもの場所でコメントしてください。

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