工場建設でコストが高くて生産に時間がかかる鋼鉄の精錬。ここでは鋼鉄の精錬に関してまとめたものを記述していく。ただし、モジュールについては利用しない。

①鋼鉄の精錬に関する基礎知識

鋼鉄は鋼鉄加工の研究を行うと生産が可能となる。方法として、鉄鉱石を製錬して出来た鉄板を再度精錬して鋼鉄となる。石の炉において、鉄は一秒あたり0.3125個、鋼鉄は一秒あたり0.0625個であり、鋼鉄の精錬は鉄の精錬の5倍の時間を消費して精錬を行う。コストに関しても鉄は鉄鉱石1個に対して鋼鉄は鉄板を5個消費するため鉄鉱石を5つ消費することとなる。

これらの情報から、鋼鉄は鉄の5倍の価値があるということがわかる。またベルトを鋼鉄で満たそうとするならば、五本分の鉄鉱石ベルトの搬入が必要。

②鋼鉄ラインの基本構造

①の情報より鋼鉄の生産ラインは鉄の焼き場:鋼鉄の焼き場=1:1で設置することが大前提となる。その為流れとして、直線的に鉄鉱石→鉄板→鋼鉄となる。ただしこれは電気炉だけの話で、石の炉や鋼鉄の炉ではそうではいかない。流れは鉄鉱石+石炭→鉄板+石炭→鋼鉄となる。

この複雑さこそがFactrio初心者が衝突する障壁の一つ。

③ライン作り(石の炉・鋼鉄の炉)

やり方としては2パターン。

一つは鉄や銅などと同じような焼き場を2つ連結して作る方法。比較的簡単で他者が理解しやすいレイアウトではあるが、ややデザイン性に欠ける。また後者よりスペースを多く取る傾向にある。

もう一つは二重に炉を構える方法。ロングインサーターと地下ベルトを使用して少し複雑だが、コンパクトに作ることができる。

私はこれを良く愛用している。

鋼鉄は鉄の5分の1で排出されるため、5倍の長さにすると考えがちだが、搬入が間に合わないため搬入ベルト1本あたり96個の石の炉を使用すると良い。鋼鉄の炉にする際は黄色ベルトを赤ベルトに置き換えなければならない。

④ライン作り(電気炉)

電気炉はサイズが大きい分、石炭などの燃料を搬入する必要がなくなる。しかし電力をかなり消費するため、事前に大量の火力発電、もしくは原子力発電を整備する必要がある。③と同様、レイアウトは2つある。

燃料の搬入が無い分、構造はシンプルとなる。後者とは大きさの違いはあまりなく、どれだけ簡潔の設計されているか注目することとなる。よってこれは後者よりインサーターの向きに変化が大きく設置しづらい。

こちらではインサーターが1種類かつ、線対称であるため非常に設置しやすい。加えてインサーターの使用量も前者と比べ少なくなる。

電気炉へ搬入するとき青インサーターを使用しているが、黄インサーターでも動作する。そのため、電力消費量のことを考えるならば黄インサーターすべきだが、好みで青インサーターを採用した。

まとめ

鋼鉄は他の精錬と比べ、鉱石を消費するため、一つのベルトを埋めるには5本分のベルトを用意する必要がある。地下ベルなどを上手く理解し、柔軟に工場を作っていく必要がある。ただし個人的に、ロケットを打ちあげるまでは鋼鉄は黄ベルトを満たす精錬力があれば、問題ないだろう。